椿の花に宇宙を見る―寺田寅彦ベストオブエッセイ 価格:4,104円 新品の出品:円 中古品の出品:3,224円 コレクター商品の出品:51円 カスタマーレビュー 寺田寅彦が逝ってから,もう71年も経つ.しかし,彼が書いた多くの随筆は,今なお私たちを魅了して止まない.科学と文学がつづれ織りのように組み合わされて,目の前に燦然(さんぜん)と輝いている.彼が,寺田寅彦という優れた科学者であるとともに,吉村冬彦という感性豊かな文学者であったためだろう.科学と文学の2つの世界を自在に行き来して,私たちにその果実を提供してくれたのだ.それは,量子力学における波動性と粒子性の相補的な関係のように,彼の人生にとって欠くべからざるものであったに違いない. そのことは,彼が大正7年2月に津田青楓に書いた手紙において,二つの連結した図を示し,下の図には幾何学や微分方程式,上の図には鳥や花をスケッチし, 「図は小生の二つの世界で,下の世界からおりおり上の世界へ見物に行くので,世の中がまずいやにならずにすむようなものかと思います」 と付していることからも推測できる. |
吾輩はユーモアである――漱石の誘笑パレード 価格:2,376円 新品の出品:2,376円 中古品の出品:1,021円 コレクター商品の出品:2,480円 カスタマーレビュー 『吾輩は猫である』を彩るユーモアの数々。人間や社会に対する痛烈な批判をひそめつつ、作中で笑いをかもしだす漱石の発想と表現を、言語技術に注目して全編をきめ細かく鑑賞し、笑いを誘う手段ごとに楽しく解説する。文体論・表現論研究の第一人者が誘う“笑いの漱石入門"。笑いの奥にほの見えるのは、作家自身の人間像――。 |
日本の近代化とスコットランド 価格:3,888円 新品の出品:円 中古品の出品:5,500円 コレクター商品の出品:1,000円 カスタマーレビュー 明治期日本の上水道設備を考案した技師はだれか。エディンバラと日本初の灯台とのかかわりは。鹿鳴館を設計した建築家がどうして絵師・河鍋暁斎の弟子になったのか。夏目漱石がグラスゴー大学の日本語試験委員になったわけは。日英文化交流のさまざまな史実を解き明かす。 |
夏目漱石の全小説を読む―併載 文学批評を読む 価格:853円 新品の出品:円 中古品の出品:300円 コレクター商品の出品:3,500円 カスタマーレビュー 国民的作家として多くの愛読者を持ち、研究書・評論も跡を絶たずに出され続ける夏目漱石。彼の全小説を対象に、研究動向の現在と作品分析を示す。また漱石の文学論にも触れている。全小説の梗概を付す。 |